脳のために運動しましょう
運動が身体に良いことは広く知られていますが、
実は脳にも大変有益であることをご存知でしょうか?
身体を動かすことが脳の健康や機能向上に
どれほど効果的かについて、紹介します。
子供の脳は柔らかい、大人の脳は固い?
よく、子供の脳は柔らかくて、
新しいことをすぐに覚えたり、
習得したりできると驚かれることがあるでしょう。
反対に、大人になると頭が固くなり、
覚えにくくなったり、新しいことを始めるのに
時間がかかったりするという経験は
誰しもあるかと思います。
この違いには、
脳内物質のガンマアミノ酪酸(GABA)が
深く関わっています。
GABAは、
脳が変化することをブレーキする役割を持っており、
大人になるとその作用が強まります。
これが、脳が固くなったように感じる原因の一つです。
運動がGABAの作用を弱める
ここで注目したいのが、運動の効果です。
運動を20分から30分行うことで、
GABAのブレーキ作用が弱まることがわかっています。
これはつまり、脳が変化しやすくなる、
すなわち「柔らかい脳」を作る手助けをしてくれるということです。
柔らかい脳を作る運動習慣
運動が習慣になると、脳はより柔軟に、
より変化しやすくなります。
新しいことを始めたり、
物覚えを良くしたりしたい場合、
20分から30分のランニングやウォーキングを
日常に取り入れることが効果的です。
例えば、新しいスキルを習得したい時や、
記憶力を向上させたい時、定期的な運動がその助けになります。
また、GABAには他にもストレス軽減、
血圧上昇の抑制、睡眠の質の向上、
中性脂肪の低下といった効果もあるため、
全身の健康にも良い影響を与えます。
実践するための具体的な方法
運動を生活の一部にするために、
以下のポイントを押さえると良いでしょう。
- 短時間から始める:
最初は無理をせず、10分程度のウォーキングから
始めることが大切です。 - 習慣化する:
毎日同じ時間に運動することで、
習慣化しやすくなります。 - 楽しむ:
好きな音楽を聴きながら運動したり、
友人と一緒に運動することで、
楽しみながら続けることができます。
結論
脳を柔らかく保つためには、
定期的な運動が鍵です。
運動を習慣にすることで、
脳がより柔軟になり、
新しいことに挑戦しやすくなります。
ぜひ、今日から20分の運動を取り入れて、
脳も身体も健康に保ちましょう。
変えられるのは自分と未来だけ!
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