はじめに
樺沢紫苑 著
言語化の魔力を読んで、忘れずに
意識していたい部分をアウトプット
していきます。
今回は、第二章『悩みを分析する』
①コントロール感で悩みは消える です。
悩みを分析する
「悩みがある」
それは自己成長できる大きなチャンス。
そのためには、
悩みに呑み込まれるのではなく、
悩みを自己分析する必要があります。
コントロール感
心理学者ロバート・カラセックの
「職場ストレスモデル」によると、
仕事のストレスは「要求度」と
「裁量度(コントロール感)」に
大きく左右されます。
仕事の要求が高く、自由度が少ないと
ストレスが増加します。
逆に、裁量権がある仕事では
ストレスが軽減されます。
裁量度が高ければ、
難しい仕事でもやりがいを感じ、
学習意欲やモチベーションが向上します。
一方、単純作業でコントロール感がないと、
無気力になりやすく、ストレスが増大します。
研究では、コントロール感の欠如が
脳卒中や自殺率の増加に関連しており、
心身に大きな影響を与えることが
示されています。
重要なのは、仕事の種類に関わらず、
自分が「コントロールできている」と
感じることが、ストレスを軽減する
要素となることです。
コントロール感を取り戻す言葉
コントロール可能とわかっていても
行動できない。
不安やネガティブな感情が、
どうしても湧き上がってしまう
という人は、多いと思います。
そんな人が口にすべき
「コントロール感を取り戻す言葉」
日頃、無意識に口にしている言葉を、
意識的に変えてつぶやくだけで、
悩みを減らしていくことができます。
「なんとかなるさ」
「なんとかなるさ」という言葉は、
不安を軽減し集中力を高める
効果があります。
脳科学的には、脳の扁桃体が
危険を感じると興奮しますが、
前頭前野が言葉を通じて
その興奮を抑える役割を果たします。
「なんとかなるさ」とつぶやくことで、
脳内の不安反応が鎮静化し、
安心感が得られるのです。
楽観的な言葉は
レジリエンス(心のしなやかさ)を高め、
ストレスやネガティブな感情を
乗り越える助けになります。
沖縄の「なんくるないさ」や
スペイン語の「ケ・セラ・セラ」も
同様に、楽観的な言葉が
不安を和らげる力を持っています。
「できる」
「無理」という言葉は、脳を停止させ、
努力をやめさせるスイッチになります。
逆に、「できる!」と言うことで、
脳は活性化し、ドーパミンが分泌されます。
このドーパミンは目標設定の際に分泌され、
集中力や注意力を高め、パフォーマンスを向上させます。
「できた!」と過去形で言うことも効果的で、
成功した自分をイメージすることで
ドーパミンが出やすくなります。
「やれることを、やれる範囲でやっていく」
達成不可能な高い目標は逆効果です。
私たちは「できること」しかできず、
無理を続けるとメンタルや
身体を壊す恐れがあります。
コントロール感を失った時、
「やれる範囲でやっていこう」
とつぶやくことで、冷静になります。
自分を守るブレーキをかけることができます。
無理せず、自分に合った範囲で
進めることが大切です。
学び・感想
どうしようもないと
思えるような悩みの中でも、
悩みを解決するための行動と声掛けが
大切だと、再度気付かされます。
賢者の書の第一の賢者と第八の賢者の教えです。
良いこと書いている本は、
色々なところとリンクするんだと
感じました。
変えられるのは自分と未来だけ!
小さな習慣が未来を変える
天は自らを助くるものを助く
1000日連続更新が目標
2027年3月1日(月)に見える景色とは?
こちらか趣味ブログのどちらかを
毎日更新しています。
コメント