はじめに
樺沢紫苑 著
言語化の魔力を読んで、忘れずに
意識していたい部分をアウトプット
していきます。
第8章 行動すれば悩みは消える
①整える です。
行動しないと悩みが増える
ロダンの「考える人」のように、
座って悩み続けると悩みは解消しません。
長時間座ることは健康に悪く、
脳の活動も低下します。
特に、一日12時間以上座っている人は、
6時間未満の人に比べてメンタルヘルスが
悪化する確率が3倍高いという調査もあります。
長時間座って悩むことで、
メンタルにも悪影響を与えるのです。
一方、立ったり歩いたりして
体を動かすことで脳が活性化し、
悩みの解決に向かいます。
インプットだけでは解決せず、
アウトプットや行動を通じて
初めて現実が変わります。
切り替えられない原因は脳疲労
悩みやネガティブな考えが
浮かんで切り替えられない状態は、
脳の「前頭前野」の疲労、つまり「脳疲労」が原因です。
前頭前野は考えや感情を切り替える役割を担い、
脳内物質「セロトニン」がその働きを支えます。
しかし、脳疲労が起こると前頭前野が機能せず、
セロトニンも減少し、切り替えが難しくなります。
脳疲労は、心配事や睡眠不足、
忙しさが続くと誰でも陥りやすい状態で、
病気の一歩手前の段階です。
「脳疲労」が諸悪の根源！
日常の悩みやストレスが続くと
脳疲労に陥り、ワーキングメモリが減少して
堂々巡りに陥ります。
脳疲労により
視野が狭まり、対処法が見えなくなり、
感情のコントロールが難しくなります。
これにより人間関係が悪化し、
さらに悩みが深刻化します。
脳疲労が進行すると、
やる気やモチベーションが失われ、最終的には
メンタル疾患に繋がる可能性があります。
根本的な解決のためには、
心と体を整えることが重要です。
脳疲労を軽視せず、
適切な休養や睡眠をとることが、
悩みの解消に繋がります。
脳疲労を改善する4つの方法
- 質の良い睡眠を7時間以上とる
睡眠不足は脳疲労の大きな原因となるため、
十分な睡眠を確保することが大切です。 - 運動を取り入れる
一日20分の早歩きと、
週に2〜3回の中強度（心地よい汗をかく程度）の
運動を行い、脳を活性化させましょう。 - 朝散歩をする
朝に太陽の光を浴びながら15分程度の散歩を
行うことで、セロトニンが活性化し、
体内時計が整い、不安や悩みが減少します。 - 規則正しい生活を送る
夜更かしを避け、規則正しい生活を
心がけることが、心身を整える大切なステップです。
これらの方法を実践することで、
脳のセロトニンが活性化し、
脳疲労が改善され、悩みも軽減されるでしょう。
まとめ
脳疲労が悩みやストレスの根本原因です。
脳疲労は、
・思考の堂々巡りを引き起こす。
・視野を狭める。
・感情のコントロールを失わせる。
最終的に人間関係やメンタルヘルスに
大きな悪影響を及ぼします。
しかし、心と体を整えることで、
脳疲労を改善し、悩みを軽減することが可能です。
そのための4つの改善方法は、
1. 十分な睡眠
2. 適度な運動
3. 朝散歩
4. 規則正しい生活です。
これらの基本的な行動を実践することで、
セロトニンが活性化し、脳疲労が軽減され、
悩みや不安を効果的に解消できるようになります。
小さな行動が大きな改善につながることを意識し、
まずは日常のリズムを整えることから始めましょう。
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