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言語化の魔力 第六章 言葉にすれば悩みは消える

目次

はじめに

樺沢紫苑 著
言語化の魔力を読んで、忘れずに
意識していたい部分をアウトプット
していきます。

本の副題にもなっている
言葉にすれば「悩み」は消える です。

言語化のメリット

言語化は、悩みやトラウマを「見える化」し、
自己分析を助ける重要な手段です。

心理カウンセリングでは、言葉にすることで
無意識に抑圧されていた感情や思考を意識化し、
解消へ導くことが目標とされます。

悩みを言語化できれば、それが具体化し、
取り扱い可能なものになります。

例えば、漠然とした苦しみが
「人前での緊張」と言語化されれば、
それに対処する方法が見つかり、
自己解決が可能になることが多い。

書いて話せば脳が軽くなる

悩んでいる人の頭の中は、混乱し堂々巡りを繰り返す。

脳の中で、同時に処理できる情報は3つと言われています。
【イメージ】
脳の中には3つのトレイ(ワーキングメモリ)がある。
それぞれのトレイで作業して、空きが出ると
次の作業に移れる。

脳の中では、数字は「チャンク(まとまり)」
として記憶されます。

電話番号は、3チャンク
000-0000-0000
クレジットカードは、4チャンク
0000-0000-0000-0000

たった1チャンク増えただけで記憶できないのは、
トレイが3つしかないからです。

悩みは堂々巡り

いわゆる「頭が良い人」は、4チャンクあるそうです。

悩みを抱えている人の脳では、トレイ(ワーキングメモリ)
が減っていきます。

頭の中で、悩みを解決しようとすると悩みの処理でトレイを
使い切ってしまい、処理されないまま停滞していく。

頭の中だけで考え事をすると、誰でも
「堂々巡り」の状態となり、「対処法」も
「アイデア」も浮かばなくなります。

逆に堂々巡りを抜けられれば、
悩みは9割解消したようなものです。

言語化する

堂々巡りを抜け出す方法は、
「言語化」です。

「考えごと」をノートに書きながら
進めると、状況を冷静に分析でき、対処法にも
自分で気づくことが出来ます。

「悩み」「壁」「ハードル」を
自力で突破できないのは、能力のせいではありません。
「脳」の仕組みがそうさせているのです。

「書く」「話す」という「言語化」作業を進めることで、
脳の負荷が軽くなります。

軽くなった分、個別の問題について、脳のリソースを
たっぷり割いて、じっくりと冷静に
考えることが出来る。

「外化」(がいか)

メタ認知科学において「外化」
という言葉があります。

「外化」とは、文章や図形など、頭の中にある
考えを外に出すこと。

「外化」することで、客観視できる、
他人と共有できる、保存可能になるなど、
多くのメリットが得られます。

TO DOリスト、タスクリストを書くのも外化。
スケジュール帳に予定を書くのも外化。
ひらめいたことを、とりあえず「メモ」するのも外化です。

言語化とアウトプット

言語化とアウトプットは似ていますが、
アウトプットは「話す」「書く」「行動する」の
3つを含む幅広い概念です。

言語化はその一部であり、
自分の考えや感情を「話す」「書く」ことで
言葉にするプロセスを指します。

この本ではアウトプットを「言語化」と「行動化」に分け、
言語化が行動を促進する重要なステップであると解説しています。

言語化を通じて悩みや苦しみを言葉にすることで、
自己分析や癒しが可能になり、悩みの大部分が解消されるのです。

共感で心が軽くなる

共有、共感からの安心

苦しみを抱える患者が、
自分の症状を言語化できない場合、
医師は正確な診断が難しくなります。

そのため、シンプルな質問を繰り返し、
少しずつ言語化を促すことで、
患者の具体的な苦しみが見えてきます。

苦しみを言語化し、医師と共有できると、
共感が生まれ、患者は安心感を得られます。

話すだけで癒やされる脳科学的理由(オキシトシンの効果)

「共感される」と感じると、
安心感や心の軽さを感じるのは、
脳内で「オキシトシン」が分泌されるためです。

オキシトシンは「幸福物質」と呼ばれ、
人と楽しく交流する時に分泌され、
ストレス解消やリラックス、不安の軽減、
抗うつ効果など多くの癒し効果を持っています。

このホルモンは、身体的な接触だけでなく、
会話やアイコンタクトでも分泌され、
心の通じ合いを感じると増加します。

オキシトシンが分泌されることで、
ストレスや不安が減り、心と体がリラックスできるため、
話すだけでも癒しを感じるのです。

「共感」がオキシトシンを分泌させ癒やしになる

オキシトシンは「愛とつながり」のホルモンで、
信頼できる相手と安心感のある関係で
話すと分泌されます。

共感されることで、オキシトシンが多く分泌され、
癒しや安心感が生まれます。

逆に、敵対的な人との会話では、
オキシトシンは分泌されず、
ストレスホルモンが増え、
ネガティブな感情が強まります。

まとめ

悩みや苦しみを解消するための「言語化」
の効果について説明しました。

悩みを言葉にすることで自己分析が可能になり、
堂々巡りを避け、冷静に対処法を見つけることができます。

脳内の負荷を軽くし、解決策が見えやすくなるのです。

さらに、言語化を通じて他者と悩みを共有することで、
共感を得られ、安心感や癒しが生まれます。

オキシトシンという「幸福物質」は、
共感を通じて分泌され、ストレスや不安を軽減し、
心と体をリラックスさせます。

悩みを抱えているときは、積極的に言語化し、
信頼できる人との共感を通じて癒されることが大切です。

以前オキシトシンについて書いているので、
よかったらお読みください。

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この記事を書いた人

1977年生まれ 千葉県育ち
大学卒業後に一般企業に就職も挫折
養成校に入り理学療法士の資格を取得。

失敗を他人、環境のせいにして来ました。
養成校での4年間で、その間違いに気付きました。

あの時の、失敗と気付きが、
今は、様々な事に真摯に向き合えています。

周囲はたくさんのきっかけと
チャンスを与えてくれています。

その事に、気付き思考と行動を
変えられるのは自分だけです。

小さなことの積み重ね。
習慣化→複利の効果→成長

人生の目的
家族とその時に得られる最大限の思い出を作ること。

目標
健康でいる。
時間にゆとりを持つ
お金に縛られない。

「変えられるのは自分と未来だけ」

「小さな習慣が未来を変える、
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